2017年8月2日 更新

アクアリウム照明のなかでももっとも歴史が長い「蛍光灯」について知ろう

室内に設置したアクアリウムにとって照明は太陽。照明は水槽内の様子を綺麗に見せるために必要なだけでなく、水草の生長を促すためにも一役買っています。現在、アクアリウム用の照明として販売されている製品には蛍光灯、LED、メタルハライドランプなどがありますが、今回はそのなかでもっとも古くから使われている蛍光灯について知識を深めていきましょう。

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蛍光灯の特徴とは

蛍光灯は水槽用の照明としてもっとも一般的であり、色味や明るさ、発熱性などの性能の違いで様々な製品が販売されています。蛍光ランプを取りつける本体さえあれば、アクアリウム専用でない家庭用の蛍光ランプでも取りつけることができ、自分が目指す水槽のイメージや予算に合わせて、好きな製品を選びやすいことも特徴です。

蛍光灯の光は、水草育成に必要な「赤色」の波長を含んでいるため、適切に光を照射すれば流通している水草のほとんどを育てることができます。そのため、いろいろな種類の水草を育てたいという人や、水草育成の費用を抑えたいという人には特にオススメです。消費電力が少なく寿命が長いことで知られるLEDには水草を育てにくい光を出すものもありますが、蛍光灯で育たない水草はまずないといっていいでしょう。

蛍光灯には3つの種類がある

蛍光灯は対応する蛍光ランプの違いによって以下の3つに分けられます。

スターター(グロースターター)式

アクアリウムで使用される一般的な蛍光灯照明。極端に育成の難易度が高いものを除き、ほとんどの水草を育成できる。「FL」の表記がある蛍光ランプに対応している。

インバーター型

同じ電力消費でより明るく出力できるのがこのタイプ。もっとも水草育成に向いているが本体価格は割高である。対応ランプは「FLF」の表記があるもの。

ラビットスタート型

水槽用照明としてはあまり使われなくなったが、現在でも一部で流通している。「FLR」の表記があるランプに対応する。

蛍光灯の色や明るさに不満があるときは

蛍光灯のデメリットは、使用するうちに蛍光ランプが劣化し半年ほどで取り換えが必要になる点です。明るさが暗くなってきたときや、模様替えで照明の色味を変えたくなったときは蛍光ランプの買い替えを検討しましょう。

蛍光ランプを変えるだけでも水槽の印象はガラリと変わります。LEDやメタハラなどの照明器具ではここまで気軽に照明の明るさや色味を変えることはできません。蛍光灯は他の照明よりも商品数が圧倒的に多いので、選ぶ楽しさを味わいながら水槽の個性を追求できることが魅力で、コストパフォーマンスもいいことから多くのアクアリストに選ばれています。

蛍光灯のメリットをまとめると…

LEDやメタハラなどの高性能な照明が登場しても、蛍光灯が選ばれ続けているのには、コストパフォーマンスと扱いやすさに理由がありました。水草も生体も育てやすいのでアクアリウムに設置する初めての照明器具として特にオススメです。照明器具で迷ったら、まず蛍光灯を購入し、そのあとで自分好みのランプを探していくといいかもしれません。
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