2018年5月16日 更新

「魅惑の水草、ブセファランドラ――sp.クアラクアヤン タイプⅠ」

「アヌビアス系とか丈夫な水草には飽きたけど、アヌビアスくらい丈夫で長持ちして、あんまり早く伸びなくて、弱いライトでもちゃんと育って、背が高くなりすぎなくて、ついでに掃除しやすいように活着なんかもしてくれて、そのうえ綺麗な水草とかないかな~」 ――そんなあなたに、ブセファランドラsp.クアラクアヤン タイプⅠ!

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「ブセファランドラ――通称「ブセ」って?」

ブセファランドラとは、アヌビアスやクリプトコリネと同じサトイモ科の水草のひとつです。ボルネオ島固有種で、流れの速い川の岩などに活着して自生していることが多いようです。日本のアクアリウム界では、一昔前まではめったに見ることがなく、よほどの水草マニアの間でしか知られていなかった本種ですが、近年ようやく流通量が増えてきて、以前より手に入れやすくなりました!いくつもの種類が見つかっているブセファランドラ。その中でも割と手に入れやすいブセの一種、「sp.クアラクアヤン タイプⅠ」について、ご紹介いたします!

「ブセファランドラsp.クアラクアヤン タイプⅠ」

クアラクアヤン タイプⅠ(以下クアラⅠ)は、長さ3~4cm、幅1cm未満の楕円形の葉をつける、ブセの一種です。葉の縁は緩く波打ったり、平らになったりとまちまちです。新しい茎には少し赤みがありますが、そこから生える葉は少し青みや黄色みがかった緑色になります。ラメも粒のひとつひとつが小さく、全体的に控えめで、落ち着いた印象を受けるでしょう。
「目を凝らすと見えてくる、細かいラメが美しい!!!」

「目を凝らすと見えてくる、細かいラメが美しい!!!」

どちらかというと地味で、主役というより脇役に思われがちですが、実はこのクアラⅠ、他のブセではあまりみられない性質をもっているため、非常に高い人気を誇っています。というのも、なんと・・・まるで前景草のように、地を這って伸びてゆくのです!さすがに、グロッソスティグマやニューラージパールグラスのように、底面を埋め尽くすようなレイアウトを作るとなると、量と時間がかなり必要になってしまいますが、「暗くても育つ」「葉が小さい」「活着する」などの性質をうまく利用すれば、前景草が育たないレイアウトの影になってしまう部分などでも、さり気ないワンポイントとして存分に力を発揮してくれることでしょう。
「見れたらラッキー?水草の花」

「見れたらラッキー?水草の花」

アクアリウムを長く楽しんでいる方でも、意外に忘れがちなのが水草の花。たいていの水草は水上で花を咲かせるため、水中の姿を楽しむアクアリウムではなかなかお目にかかれません。しかし、ごく一部の水草は水中の育成でも花を咲かせることがあります。ブセファランドラもその一種。ブセの花は、サトイモ科特有の花で、私たちがイメージしがちな桜やタンポポのようなお花とは少し形が違います。上記の写真はまだツボミですが、どんな花が咲くのか気になる方は、ぜひご自分で育てて確かめてみてください!

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