2018年5月25日 更新

「みんなのラスボラ!」トリゴノスティグマの仲間たち

グッピー♪テトラ♪コリドラス♪そして東南アジアを代表する小型熱帯魚といえば絶対はずせないのがコイ科の小型種!今回はそのなかでも体側の斑紋が特徴的な「ラスボラ」トリゴノスティグマ属のお魚を紹介します♪

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トリゴノスティグマ ヘテロモルファ・Trigonostigma heteromorpha英名ハーレクインラスボラ。三味線の撥(ばち)をイメージさせる三角形の黒斑から古くは「バチウオ」と言うニックネームでも呼ばれた古典的熱帯魚。また今日では廃れてしまっているようですが「熱帯魚の女王」と呼ばれていた美魚です。色彩はなまめかしい赤紫基調で背ビレ・尾ビレには強く赤が乗ります。地域変異で色彩・斑紋にバリエーションがある他、改良品種も流通しています。最大サイズは3cmほど。原産地はマレー半島・スマトラ島
画像はヘテロモルファ・ブルー、T heteromorphaの代表的な改良品種

画像はヘテロモルファ・ブルー、T heteromorphaの代表的な改良品種

トリゴノスティグマ エスペイ・Trigonostigma espei
原産地はタイ・マレーシア・インドネシア。前種が赤紫基調なのに対して本種は鮮やかなオレンジ基調で、近年人気度でも前種を大きく上回っているように感じます。本属のお魚は中・上層を群泳する傾向が強いのでテトラなど混泳相手に最適なのも人気の要因なのかも♪前種と同じく地域変異で色彩・斑紋にバリエーションがあります。最大サイズは3cmほど。じつは「ラムチョップラスボラ」というなんともいえないセンスの英名を持っています。

トリゴノスティグマ ヘンゲリィ・Trigonostigma hengeli
ボルネオ・スマトラに産する前種によく似たお魚。前述2種に較べて透明感の強い体・黒斑の周囲だけにオレンジが乗る等、色彩的にはかなり地味めかもしれません。またそのためか入荷頻度も低めな気がします。最大サイズは3cmほど。エスペイ種と同じような斑紋を持ちながらこちらの英名は「グローライトラスボラ」といたって普通。

トリゴノスティグマ ソンポンシィ・Trigonostigma somphongsi
タイ産の本属最小種。かつてはこれまたコイ科極小熱帯魚である、ボララス ウロフタルモイデスの「混じり」として極少数が入荷してくるのみ・・というレア物でしたが、近年単独でまとまって採集できるポイントが見つかったらしく、本種単独での入荷もあるようです。色彩についてはヘンゲリィ種によく似ていますが黒斑は三角形ではなく「棒」状。最大サイズは2cmほど。

飼育について

入荷状態が良ければ混泳水槽への導入も容易だと思われます。餌も口のサイズに合ったものであれば大抵のものを食べ、飼育面であまりデリケートなところは見せません。注意すべき点としては水槽からの飛び出しと、濾過不全や有機的な汚れが過剰な環境の場合、全身に非常に細かい白点がビッシリと付着する「コショウ病」になりやすいところ。白点病と較べて完治するのに時間がかかるので導入前に底床や濾過槽の状態をチェックしておくとより良いでしょう。

繁殖について

産卵のために葉裏に張り付いている個体

産卵のために葉裏に張り付いている個体

ヘテロモルファ・エスペイは幅の広い水草の葉裏に、逆立ち状態で卵を産み付ける変わった習性があります。ヘンゲリィ・ソンポンシィはあまり繁殖例を聞きませんが産卵スタイルは同じなのではないかと思われます。稚魚は非常に小さく初期飼料はインフゾリアが必要になるみたいです。
さて今回はいつの時代も「みんなのラスボラ」トリゴノスティグマ属のお魚について紹介しました。機会があればぜひ一度飼育にチャレンジしてみてくださいね♪

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