水草の前景草・中景草・後景草について

2019年2月3日更新

水草の説明などによく｢前景草・中景草・後景草｣という単語がでてくるのですが、今回はこの前景草・中景草・後景草についてご紹介していきたいと思います。

画像はグロッソスティグマ

前景草

生長しても背が高くならず、水槽の前面のレイアウトに使用されることが多いです。代表的な種類としては「テネルス」｢グロッソスティグマ｣｢キューバパールグラス｣｢ショートヘアーグラス｣などがあります。これらの水草は比較的強い光・CO2などを必要とし、育成の難易度は高めな種類が多いですが、うまく育てることができれば水槽に緑の絨毯を敷いたような水景を作ることが出来ます。

キューバパールグラス

ショートヘアーグラス

中景草

中景草は流木や石の脇などに植えることでより自然な雰囲気を出すことが出来ます。｢ブリクサショートリーフ｣｢アヌビアス｣｢ミクロソリウム｣などが良く用いられます。アヌビアスやミクロソリウムは流木や石などに糸などで固定しておくと活着するので流木の境目に付けることでより自然な雰囲気のレイアウトを作ることができます。

流木に活着したアヌビアスナナ

ミクロソリウム

後景草

背の高くなる水草や葉の大きい水草は水槽の最背面に良く用いられます。代表的なものでは｢ロタラインジカ｣｢アマゾンソード｣｢シペルス｣などですロタラなどの有茎草が生長して伸びてきた場合は水草用のハサミを使用して適度にトリミングを行いましょう。トリミングを行うことで水草の密度が増えて水草の茂みを作ることができます。