2017年4月5日 更新

昔からの人気者、らんちゅうの種類と特徴

江戸時代から親しまれてきた金魚のなかでもそのずんぐりとした体や頭のこぶが特徴的ならんちゅう。明治時代以降から品評会の文化が発展し、現在では様々な種類のらんちゅうが存在しています。今回は、らんちゅうの魅力や種類、飼育の際の注意などを見ていきたいと思います。

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金魚の一種!らんちゅうの特徴とは

肉瘤と呼ばれるごつごつした頭とひらひらした揺らぐ尾びれのバランスが愛らしいらんちゅうは、江戸時代から親しまれてきた金魚の一種です。明治時代に行われた品種改良で今の姿が固定化し、その後もらんちゅうと東錦を掛け合わせた江戸錦や、江戸錦とらんちゅうを掛け合わせた桜錦など、さまざまな特徴を持つが近縁の種類が誕生しました。

らんちゅうには背ビレがないのが特徴で、よちよちと泳ぐその姿と鮮やかな体色から「泳ぐ宝石」とも呼ばれています。手をかけるほど美しく成長することが多くのファンを虜にし、全国各地で品評会が行われるほどディープな魅力をもつ種でもあります。
江戸錦

江戸錦

桜錦

桜錦

らんちゅうには系統がある

らんちゅうには個体の色や形、泳ぎ方を審査する「品評会」の文化があり、審美眼の違いから大きく2つの系統が存在します。

協会系らんちゅう

石川亀吉氏が作出した協会系らんちゅうは、現在もらんちゅうの主流として親しまれています。日本らんちゅう協会が主催する品評会においては、力強い体型と尾の形態と均整が重視され、その泳ぎが美しいほど高く評価されます。

宇野系らんちゅう

陶芸家である宇野仁松氏がらんちゅうを独自の審美眼で飼育・繁殖させたことで始まった宇野系は協会系よりも体が小さいのが特徴です。宇野系では体の大きい個体は好まれず、肉瘤の発達具合や色彩の美しさが重視されています。
この2つ以外にも浜松らんちゅうや大阪らんちゅうといった系列がありますが、ペットショップではほとんど流通していません。ペットショップのらんちゅうはほとんど外国産なので品評会レベルの美しいらんちゅうを飼育したい方は購入の際に系統を確認するようにしましょう。

らんちゅうを飼育する際の注意点

品評会を目指すらんちゅうの飼育は舟と呼ばれる屋外の専用水槽で行われますが、屋外で飼えない場合は室内で飼うことも可能です。最初は小さくても成魚の体長は20cmほどになりますので、大きめの水槽でゆったりと飼育しましょう。

室内で飼育する場合も1日1時間は日に当てるようにします。日に当てないと弱ってしまいますが、急な水温の変化はらんちゅうの大きな負担になるので、暑い日や日差しが強い日は加減が必要です。

らんちゅうは人間と同じように四季を感じることができるといわれています。できることなら屋外で泳がせてあげたいものですね。
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