アクアリウムに陸を作る!?アクアテラリウムとは?|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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アクアリウムに陸を作る!?アクアテラリウムとは?

アクアリウムの一種に、「アクアテラリウム」と呼ばれるものがあるのをご存じですか?アクアテラリウムは水槽の中に水中と陸地の二つの世界を表現したもので、その美しさからじわじわと注目され始めています。今回はそんなアクアテラリウムの魅力や作り方についてお話しします。

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アクアテラリウムとは?

アクアテラリウムとは、水槽の中に水を満たして熱帯魚や水草を飼育する「アクアリウム」と、ガラス容器などで陸上生物や植物を飼育する「テラリウム」が合体したもの。つまり、一つの容器の中に水中部分と陸地部分の両方を作る飼育スタイルのことです。

通常のアクアリウムと異なり陸地部分を作ることで、水の中の世界に加え、小さな森や草原のような植物の姿も同時に楽しむことができます。

 

道具や材料

 

 

使用する容器は一般的な水槽でOK。トップ部分にガラスフレームのないものだと、植物が映えてスタイリッシュに見えます。また、オリジナリティを出したいなら円形の水槽やガラス鉢などを使うのも良いでしょう。

基本的な材料・道具は以下の通りです。
・ソイル・底砂
・水生植物・水草
・陸上植物(シダなどがおすすめ)
・流木(陸地の土台として)
・照明(光合成のため)

陸地の土台に使う流木は汚れていたり寄生虫がいる場合があるため、手洗いをしてから煮沸し、真水に2日間ほどつけてから使用します。また、陸上植物の根元に苔玉を作って土台代わりにすると、移動させるのが楽なので簡単にレイアウト変更ができます。その他、陸地に滝を作る場合や、流木を湿らせて苔を生やしたい場合は水中モーターを使って水の流れを作ります。

 

レイアウトのコツは

 

レイアウトを考える際のコツは以下の通りです。

背の低い植物を前に、高いものを後ろに配置する

背の高い植物を手前に配置すると、水槽全体が見えにくくなるほか、圧迫感が生まれてしまいます。植物は奥に行くにつれて背が高くなるように配置しましょう。

種類の違う植物を隣同士に配置する

似た色の植物を並べるとぼんやりとした印象に。種類の違うもの同士を隣に配置することで、レイアウトにメリハリをつけます。

水の分量によって印象を操作

水の分量によって、陸地をメインにすることも水中をメインにすることも可能。どちらをメインにするかで見た目の印象がガラリと変わります。陸上植物は成長すると水槽の上にはみ出すようになるので、躍動感を出したければ水を少なめにして陸地をメインに。熱帯魚の姿や水草の揺れる様子を楽しみたいなら、水を多めにします。

アクアテラリウムは水中と陸地のハイブリッド

 

 

陸地と水中の魅力を両方楽しめるアクアテラリウム。普通のアクアリウムに飽きてきたという方は、ぜひ挑戦してみてください。