2018年2月17日 更新

■意外と奥が深い!「ネオンテトラ」とその仲間たち

涼やかなスカイブルーの群泳美!混泳水槽や水草メインの水槽に!と小型熱帯魚シーンに欠くことのできない魅力的なお魚「ネオンテトラ」。今回はそんな超メジャー種・ネオンテトラと、その仲間についてご紹介します♪

4,254 view

ネオンテトラ・Paracheirodon innesi
1930年代、著名な熱帯魚研究家・ウィリアムT・イネス氏率いるチームによって、ペルー領アマゾン河支流で発見されて以降、今日に至るまで小型カラシン類の人気種として君臨し続けている本種ですが、現在流通しているのはほぼ100%東南アジアでのブリード個体で、価格面でも大変入手しやすくなっています。昭和20年代後半、当時の価格で
1匹10000円(大卒国家公務員の初任給が7000円弱)したという本種の繁殖に情熱を傾けた人々のストーリーは
日本観賞魚界におけるレジェンドの一つとなっておりますが、それについてははまた別の機会に♪近年、ヒレの条数が違い別種もしくは別個体群とされるニューネオンテトラなる魚が入荷してきたようです。最大サイズは3cmほど。

カージナルテトラ・Paracheirodon axelrodi
ネグロ川に産する本グループ最大種で5cm近くなる個体もいるようです。青いラインの下、腹側全体が鮮やかな赤色で
同属他種と較べてとても派手に見えます。本種の種小名「axelrodi」はTFH・ATLAS等の書籍で有名な研究家・ハーバートR・アクセルロッド氏に因んでおり、また流通名の「カージナル」はカトリック教会の枢機卿「カーディナル」の纏う「緋色」の衣装に因んだものと思われます。天然個体の流通がメインですが、近年東南アジアでの養殖物の流通もみられるようになってきました。別種、もしくは別個体群として体高が高く、青ラインが短い「ショートライン・カージナル」と呼ばれるものや、入荷がきわめて稀なものの青ラインの上側、背中側全体まで赤い「ダブルレッド・カージナル」が知られています。

グリーンネオン・Paracheirodon simulans
ネグロ川に産する本グループ最小種で、最大サイズはネオンテトラよりやや小柄。本種の際立った特徴は、その鼻先から尾柄まで入る本グループ最長の青ラインで別名「ロングラインネオン」と呼ばれていたこともあります。腹部の赤色はグループ中一番弱く感じられますが、個体差・採集地の違いによってもだいぶ差があるように思います。意外にも植物食を好む傾向が強く、柔らかい水草の葉先を齧ることがあるようです。最大サイズは3cmほど。たまに白変個体っぽいのが混ざっているのですが、大抵は飼育していくと普通の体色に戻ってしまうようです。

変異個体・改良品種について

プラチナ個体

プラチナカージナル

プラチナカージナル

プラチナグリーンネオン

プラチナグリーンネオン

一般的に「発光バクテリア」の付着した個体と言われていますが、その実、水質や生息環境によって体表のグアニン層が発達した個体と思われます。通常、天然個体に極少数混ざって入荷されます。

アルビノ個体

アルビノカージナル

アルビノカージナル

改良技術が確立するとだいたいリリースされる黒色色素のない個体で目も赤いです。天然個体だと超レア物でしょうね。

色彩変異個体

ダイヤモンドネオン

ダイヤモンドネオン

レッドダイヤモンドネオン

レッドダイヤモンドネオン

ダイヤモンドネオン、レッドダイヤモンドネオンは青ライン境界がぼんやりとした改良品種です。
ニューゴールドネオン

ニューゴールドネオン

黄変改良品種と思われます。
27 件

オススメの記事今注目の記事