透明なナマズ!?神秘的なトランスルーセント・グラスキャットの特徴や飼い方|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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透明なナマズ!?神秘的なトランスルーセント・グラスキャットの特徴や飼い方

透明な体が特徴的なトランスルーセント・グラスキャットは、その魅力的な見た目とともに飼育のしやすさからも非常に人気のある熱帯魚です。今回はそんなトランスルーセント・グラスキャットの特徴や注意するべきことをご紹介していきます。

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神秘的な熱帯魚、トランスルーセント・グラスキャット!

 

トランスルーセント・グラスキャット(学名:Kryptopterus bicirrhis)はタイなどの東南アジアに分布し、ナマズ目ナマズ科に分類される熱帯魚です。サイズは8~10cmほどで、寿命は3年~5年と言われており、水中では主に中層付近を泳ぎます。

比較的丈夫な熱帯魚のため初心者でも飼いやすく、人気の熱帯魚と言われています。ちなみにトランスルーセントとは「半透明」を表す形容詞です。

 

トランスルーセント・グラスキャットの魅力とは?

 

 

トランスルーセント・グラスキャットは、なんと言っても透明な体が一番の特徴と言えるでしょう。その神秘的な外見は、アクアリウムをより一層魅力的なものにしてくれること間違いなしです。

トランスルーセント・グラスキャットは「群泳」して泳ぐ習性があるので、複数匹を混泳させることで群れを作って水槽を泳ぐ姿を眺めることができます。

また性格は温和でおとなしく、他の熱帯魚との混泳にも向いており条件さえ合えばほとんどの熱帯魚と混泳させることが可能です。体の透明なトランスルーセント・グラスキャットとカージナルテトラやグッピーなどを混泳させてアクアリウムに彩りを豊かにすることもできるでしょう。

 

カージナルテトラ

 

特性と飼育するときの注意点

 

水質の変化に注意!

トランスルーセント・グラスキャットは水質の変化や移動に弱いため、水合わせや、水温の急変には十分注意する必要があります。また、きれいな水を好むため水換えをしっかりと行い白点病の予防をしなければならない点にも気をつける必要があるでしょう。

混泳は可能!でも…

他の熱帯魚と混泳させる際には、熱帯魚の「稚魚」などのサイズの小さなものは飲みこんでしまう恐れがあり、注意が必要です。ですが積極的に捕食する種ではないので、混泳が全くできないわけではありません。また、トランスルーセント・グラスキャットはおとなしい性格のため、隠れられるような水草などを入れておく必要があります。

意外と大食漢!

トランスルーセント・グラスキャットは「赤虫」などの生のエサから人工エサまで何でも食べてくれます。ですが浮いているエサよりも沈んだエサをよく食べる習性があり、食いつきが悪いときは「沈降性」のエサを与えると食べてくれる場合があるでしょう。また夜行性の熱帯魚のため、夜に照明を消灯した後にエサを与えるとよく食べてくれます。

トランスルーセント・グラスキャットは大食漢なため、あまり痩せさせることのないようにエサを調整するよう注意したほうが良いでしょう。