コーヒービーンテトラ・Hyphessobrycon takasei
ブラジル産の小型テトラで通称・販売名は体側の特徴的な黒斑から付けられていますが、種小名の「takasei」は
ブラジルからの観賞魚輸出業の第一人者である「高瀬」氏に因んだものです。高瀬氏の名前に因んだ物としては同じく小型テトラ類のMoenkhausia takasei(モンクホーシャ タカセイ)が知られています。余談ですがこの属名「Moenkhausia」もたしか植物学者だかのモンクホース氏に因むものだったかと。
ミクロラスボラ’ブルーネオン’・Microdevario kubotai
タイ南部に分布する小型コイ類で通称・販売名はミクロラスボラ何某と呼ばれますが近年、Devario属との形態的類似性から「ミクロデバリオ属」に移籍したみたいです。こちらの種小名は東南アジア産観賞魚の著名な輸出業者である「久保田」氏に因んだものです。成熟度や照明角度によって背面がパウダーブルーに輝くので「ブルーネオン」と呼ばれるのですが、パッと見た目の「ライムグリーン」のせいで「???」ってなってる人も少なくなさそう。
ドワーフボーシャ・Yasuhikotakia sidthimunki
古くから知られる寸胴系ドジョウのグループ゚・Botia属(ボティア/ボーシャ)は東南アジアに広く多く分布していますが、そんな多彩なボティア類を「精査したらだいぶ大きなくくりで分割できたよ!」といった感じでしょうか。どぎつい色彩で印象的な典型的ボティア「レッドフィンボーシャ」なんかもこのYasuhikotakia(ヤスヒコタキア)属に移籍しているみたいですが、この属名「Yasuhikotakia」は日本の魚類学者「多紀保彦」氏に因んでいます。前述2種が「種」に「人名」が付いているのに対して本種は「属」に付いていますから本属のお魚は全て「氏の名前がついたお魚」ということで適用範囲が広いですね。
さて今回は「学名」に日本人の名前がついた熱帯魚について紹介しました。
機会があればぜひ一度飼育にチャレンジしてみてくださいね♪TO wrote it
機会があればぜひ一度飼育にチャレンジしてみてくださいね♪TO wrote it