ロージーテトラ オス
ロージーテトラ メス
ロージーテトラ Hyphessobrycon bentosi rosaceus
成長したオス個体は濃厚な赤橙色をまとう本グループ一番の普及種。幼魚期は雌雄差が判りにくいものの、通常店頭で販売されているサイズならば背ビレの色・形状で判別できると思います。流通個体はほぼ東南アジアの養殖個体ですが、現地便でヒレの長さや体の色味が違う亜種・近縁種とおぼしき個体が入荷してくる場合があります。最大サイズは4cmほど。
ホワイトフィンロージーテトラ オス
ホワイトフィンロージーテトラ メス
ホワイトフィンロージーテトラ Hyphessobrycon sp
前種・ロージーテトラのヒレから黒味を取り、白を強調したような魚で体色もより明るめの雰囲気を持ちます。現在は養殖物の流通が一般的でロージーテトラの改良種とされることが多いのですが、流通初期には天然個体の入荷もあったらしい・・・。行動や性質は前種とほとんど変わりません。最大サイズは4cmほど。
コバルトロージーテトラ オス
コバルトロージーテトラ メス
コバルトロージーテトラ Hyphessobrycon sp
もともとオスは大きな背ビレを持つ『ロージーテトラ』の仲間たちですが、その中においても最も派手で大きなヒレを
持つのが本種。かなり小さい個体でも立派なヒレをしていることが多く、体色はバラ色の下地にメタリックな黄緑の
スプレーを吹いたような素晴らしいもので、仕上がった個体が見せる示威行動は絶品です!尾ビレ上下に赤の入る種類がほとんどの本グループにおいて『上葉だけに赤斑が入る』のも際立った特徴です。入荷頻度は高くありませんが、本種のみでのまとまった入荷もあります。最大サイズは4cmほど。
ロバーティテトラ オス
ロバーティテトラ メス
ロバーティテトラ Hyphessobrycon robertsi
ヒレの大きさ・全体的なシルエットは前種・コバルトロージーテトラによく似ていますが本種は色彩を赤系のグラデーションで統一しており、その透明感ある体とあいまって実はグループ中で一番『赤いバラ』感を持ったお魚だったりします。いまだに天然個体の流通がメインですが入荷自体はほどほどあります。幼魚期は当然色彩も薄いのですが良く管理された個体が見せる色彩は『飼い込み・仕上げる』ことの重要さを実感させてくれるはず♪最大サイズは4cmほど。
ハイフェソブリコンコペランディ オス
ハイフェソブリコンコペランディ メス
フィラメント伸びる系のいわゆるコペランディ
コペランディ Hyphessobrycon copelandi?
通常テトラの仲間で『コペランディ』というと、ワインレッドのボディーにフィラメント状に伸びるヒレのお魚がイメージされると思われますが、魚類学者Dr.Gery著の学術書『CHARACOIDS of the world』のコペランディの項の写真は体側の黒斑の周囲に金が乗り、尾ビレの上葉・下葉に赤が入る本種にきわめて似た魚になっており、写真に注釈「コペランディみたいな魚」とコメントされているのがフィラメント伸びる奴っぽい雰囲気の魚なんですよね・・・。記載論文でどうなっているのか気になるところなんですが、とりあえず見た感じがコバルトロージーテトラに近い雰囲気なので今回このグループとして紹介してみました♪最大サイズは4cmほど。
じっくり仕上げてディスプレイ行動を楽しもう!
小さいうちからでも威勢の良い個体はヒレを広げて示威行動を頻繁に行いますが、より大きくなった個体のほうが色も
スタイルも絶品なのは必定!ディスプレイ中は色彩はさらに鮮やかになります。ポーズを決めたとき動きが止まるので、被写体としても最高のモデルとなってくれますよ♪
さて今回は人気種・ロージーテトラとその仲間たちについて紹介しました。
機会があればぜひ一度飼育にチャレンジしてみてくださいね♪
TO wrote it