ドワーフスネークヘッドの特徴
成長しても全長20cmほどにしかならないミニサイズのドワーフスネークヘッド。スリランカやバリ、インドネシア、東南アジアなどに分布し、色彩のバリエーションが豊富な熱帯魚です。寿命も長く、家庭水槽で飼育する場合、5~7年ほど生きると言われています。
そして、ドワーフスネークヘッド最大の特徴は、空気呼吸ができること。そのため、水中の酸素濃度が低い場合や、意図的に酸素を取り込むためのエアレーションを設置せずとも自ら呼吸し、酸素を確保することができます。また、ドワーフスネークヘッドは気性が荒い肉食性の熱帯魚とされていますが、人に懐きやすい一面もあるため、飼い主が近づくと寄ってくる愛嬌のある熱帯魚です。中には飼い主に「エサくれダンス」を披露するドワーフスネークヘッドもいるそうです。そのような愛くるしい姿が人気の理由なのかもしれませんね。
意外と簡単?ドワーフスネークヘッドの飼育方法
ドワーフスネークヘッドは全長20cmほどにしか成長しないため、45cm水槽があれば十分です。しかし、中には遊泳性のあるスネークヘッドもいるため、60cmほどの水槽があればなお良いでしょう。
スネークヘッドは温暖地域に分布しているため、水温は18℃以上に設定します。1日で5℃以上の水温変化が起きないように注意することが必須です。肉食性の熱帯魚なので、基本的には口に入るものであれば何でも食べます。小魚や赤虫などを好みますが、水槽内に「ポチョン」とエサを入れた瞬間に反応してなんでも口に入れるので、エサやりで困ることはほとんどないと言えるでしょう。
飼育するうえでの注意点
口に入るものなら何でも食べるドワーフスネークヘッド。それは混泳相手にも当てはまります。そのため、ドワーフスネークヘッドは他の熱帯魚とは混泳させず、単独で飼育することをおすすめします。
また、空気呼吸ができることから、水面まであがってきてしまうことがしばしば。その結果、水槽外へジャンプしてしまうこともあります。活発な性格のドワーフスネークヘッドは勢いや力があるため、必ず水槽に蓋をしておくようにしましょう。
初心者も楽しめるドワーフスネークヘッド
ドワーフスネークヘッドはデリケートな個体ではないため、比較的飼いやすい種類の熱帯魚です。他の魚とは混泳させない、水温は18℃以上に保つなど注意点に気を付ければ、簡単に飼育できる熱帯魚と言えます。小さなボディと、きらびやかなヒレを見ながら癒されてくださいね。