白点病とは?原因や治療法について|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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白点病とは?原因や治療法について

熱帯魚に白いポツポツができて驚いたことはありませんか? 治るのか、治らないのか、もっとひどくなるのか・・・飼い主としては不安になりますよね。今回は「白点病」と呼ばれる白いポツポツの原因や治療法についてご説明します。

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そもそも白点病とは?

 

白点病とは、熱帯魚の体表に白い斑点が発生する病気です。一年以上飼っている熱帯魚に起こりやすい病気で、伝染力が強いという特徴があります。白点病は、治まったり再発したりを繰り返す場合もある厄介な病気です。まずは、原因や治療法を理解し、適切な処置を行いましょう。

白点病の原因

白点病は、繊毛虫が熱帯魚に寄生することで発症する病気です。寄生するのは「イクチオフチリウス」と呼ばれる繊毛虫で、大きさは0.5mm~1mmほどです。

この繊毛虫は繁殖力が高いため、少しでも放っておくと寄生した熱帯魚の体中に白点が広がります。さらに、この繊毛虫はある程度成長すると熱帯魚から離れ、水中に浮遊して繁殖を始めます。そのため、抵抗力が弱い熱帯魚が次々に白点病になってしまう恐れがあるのです。

白点病の症状

いったん繊毛虫に寄生された熱帯魚は、体やヒレに白い斑点が無数にできます。繊毛虫は熱帯魚の体の上で動き回るため、熱帯魚は痒がり、岩に体をこすりつけたり、流木に体をこすり寄せたりする行動をし始めます。この行動は悪循環で、こすりつけることで体表が傷つき、病状が悪化してしまうケースがあります。

白点病の治療法

 

 

非常に厄介な白点病ですが、治療法と予防法があります。第一に行うべきは水温調節です。繊毛虫は水温25℃以下を好むため、水温は常に28~30℃に保ち、4分の1~5分の1の量の換水を行うことで、熱帯魚の症状が治ることもあります。

さらに効果的な治療法は「塩水浴」です。繊毛虫は浸透圧を調節する機能が働かないので、塩水につけることで水分が奪われ死滅する確率が高くなります。まずは、白点病にかかった熱帯魚を0.5%程度の塩を入れた塩水に浸します。かかり始めの場合は翌日には白点が取れ始め、3~4日で体がキレイになります。白点が無くなっても繊毛虫が完全に死滅したとは言えないため、1週間ほど様子を見ることが必要です。

また、白点病に効果のある薬を使うのも効果的です。薬も塩水と同様に1週間ほど薬浴させることで白点が消えていきます。

 

繁殖させない心がけを!

 

はじめて白点病にかかった熱帯魚を見ると驚くかもしれませんが、上述のように治療する方法があります。水温調整や塩水浴などを試しながら、繊毛虫が他の熱帯魚に繁殖しないように気をつけましょう。