熱帯魚は5~10匹で飼育する
熱帯魚の繁殖はオスとメスの1匹ずつがいれば成り立ちます。けれど、より繁殖を成功させる確率を高めるためには、大小さまざまな熱帯魚を5~10匹程度飼うことをおすすめします。熱帯魚のなかにはオスとメスの区別がつきにくいものもありますが、こうして多くの熱帯魚を飼育しておけば、繁殖のチャンスが増えます。また、熱帯魚同士の相性もありますので、この方法がおすすめです。元気で活発な熱帯魚を選んで飼育しましょう。
繁殖しやすい熱帯魚 グッピー
繁殖しやすい熱帯魚 プラティ
産卵用の水槽を準備しておく
熱帯魚は、その種類によって産卵の方法が違ってきます。そのため、飼育している熱帯魚に合わせた産卵用の水槽を用意しておくことをおすすめします。これは観賞用の熱帯魚と繁殖用の熱帯魚、それぞれの水槽が必要になるということです。できれば観賞用水槽には60センチほどの水槽を、繁殖用水槽には30センチほどのものを用意してあげましょう。もしも水槽ひとつで飼育を行ないたい場合は、観賞用の熱帯魚と繁殖用の熱帯魚を隔離するため、「産卵ケース」や「仕切り板」を使うといいでしょう。
稚魚などの隔離に使えるプラケース”サテライト”
繁殖用水槽は環境に気を付ける
これは熱帯魚を飼育するうえで共通して当てはまることですが、繁殖用の水槽は、直射日光が当たらず、水温が大きく変化しない静かな場所へ設置してあげるようにしましょう。その際、水温は通常よりも2度ほど高めに設定するようにすると、産卵しやすい状態になるのでおすすめです。また、エサも通常よりも栄養価が高めのエサにするとより繁殖が成功しやすくなります。
熱帯魚の繁殖を成功させる環境作りで気を付けるべきことをご紹介しましたが、いかがでしたか?繁殖が成功した時の喜びはとても大きく、感動的ですよ。少し手間はかかりますが、この作業も楽しみながら行なってくださいね。