ヒーター、サーモスタットの重要性

水槽用ヒーターは、水槽内に設置することでヒーター周辺の水を加熱し、水温を適切に保つためのアクアリウム用品です。サーモスタットとは、ヒーター内部、もしくは外部に備えられている温度管理機能を指し、水温が予（あらかじ）め設定された温度に達すると自動的に加熱動作を制御してくれるという極めて重要な役割を持っています。

ヒーターを選ぶ際は、水槽サイズに合ったワット数のヒーターを選ぶのが大切です。水槽サイズごとに適したヒーターのワット数は、以下のように振り分けられます。

・30cｍ規格（20L未満）水槽……50W
・45cｍ規格（40L未満）水槽……100～150W
・60cｍ規格（60L未満）水槽……150～200W
・75cｍ規格（100L未満）水槽……200～300W
・90cｍ規格（150L未満）水槽……300～400W
・120cｍ規格（200L未満）水槽……500～600W

（あくまで一般的な判断材料のため、水槽が置かれている環境によっては1サイズ上の水槽規格を参考にする場合もあります）

ヒーターの種類

ヒーターの種類また、ヒーターには大きく分けてオートヒーター、温度可変式ヒーター(サーモスタット+ヒーターが一体型)、温度可変式ヒーター(ヒーター交換可能タイプ)の3種類があります。オートヒーター、温度可変式ヒーター(サーモスタット+ヒーターが一体型)は、ヒーター部分にサーモスタットが内蔵された構造を持つため、価格が安価な代わりに、ヒーターが消耗しても交換できない点が大きな特徴です。一方、温度可変式ヒーター(ヒーター交換可能タイプ)は価格がやや高くなりますが、消耗品のヒーターの交換が出来るという特徴があり経済的です。

オートヒーター

温度可変式ヒーター（サーモスタット+ヒーター一体型）

温度可変式ヒーター（ヒーター交換可能タイプ）

まとめ

これらのことから、ヒーターを選ぶ際は

・水槽サイズに合ったワット数
・温度調節機能の有無

の2つのポイントを意識して選べると良いでしょう。

ヒーターの選び方は、水槽によっても大きく変化します。今回挙げた2つのポイントを参考に、適切なヒーターを選んでくださいね。