熱帯魚の人工エサ
フレークタイプ
代表的な小型熱帯魚のエサとして広く知られています。形状は薄く、水面に長い間浮いているのが特徴。グッピーやネオテントラ、シルバーハチェットなどにおすすめです。
顆粒タイプ
大きさに様々な種類がある、粒状のエサです。水面に浮くタイプと、沈みやすいタイプがあるため、熱帯魚によって合わせる必要があります。エンゼルフィッシュやシルバーシャーク、コンゴテトラなどにおすすめ。
タブレットタイプ
沈みやすさが特徴の、底生性の熱帯魚向けのエサです。水質を汚しにくいのも、特徴の一つ。オトシンクルス、ロイヤルプレコ、ホンコンプレコなどにおすすめです。
冷凍エサ
常温では保存できないエサを冷凍したもの。嗜好性が高くカロリーも高いため、熱帯魚の食いつきが良いですが、食べカスが水質を悪化させてしまうため分量には注意しなくてはいけません。冷凍エサには、主に3つの種類があります。
冷凍赤虫
小さめの肉食魚が好む生エサです。病気・寄生虫の心配を考慮して、選ぶときには殺菌処理をしてあるものにしましょう。また、これだけでは栄養バランスが良くないので、他のエサも並行して与えることが大切。ベタやクラウンローチなどにおすすめです。
冷凍糸ミミズ
嗜好性が高い一方で、水質を悪化させやすいエサです。与えすぎには要注意。コリドラス・パレアタスやホタルテトラなどにおすすめします。
ディスカス用ハンバーグ
ディスカスという熱帯魚用に作られたエサで、牛のコマツナやハツなどから製造されています。もちろんディスカス以外の熱帯魚にも与えることはできますが、水質悪化を招きやすいため、こちらも与えすぎには要注意です。
熱帯魚の活きエサ
冷凍ではなく、生きているエサのことを活きエサといいます。熱帯魚の中には活きエサでなければほとんど食べない種類もいるため、場合によっては必須のエサとなる可能性も。いくつか種類がありますが、ここではその中から3つの種類についてご紹介します。
赤虫
上記でご紹介した冷凍赤虫より栄養価は高いものの、保存の扱いが難しく、病気や寄生虫などに注意が必要となってくる活きエサです。ベタやクラウンローチ、レインボースネークヘッド 、などにおすすめします。
金魚
与える熱帯魚によって、金魚の大きさも変える必要があります 。病気・寄生虫を持っている可能性もあるため、熱帯魚に与える前の薬浴はしておいた方が無難です。金魚を好む種類として、プロトプテルス・ドロイやゼブラキャットフィッシュ、ダトニオ、レッドテールキャットフィッシュ、スポッテッドガーなどが挙げられます。
コオロギ
栄養価・嗜好性が非常に高い活きエサです。基本的に死んだ状態のものは好まれないため、死んでしまっているものは見つけ次第除去していきましょう。アロワナのような大型魚やアーチャーフィッシュなどにおすすめです。
まとめ
ご紹介したように、エサには様々な種類があります。飼っている熱帯魚の特徴をしっかりと把握し、最適なエサを与えるようにしてください。