国産グッピーと外国産グッピーについて

日本で販売されているグッピーには大きく分けて国産と外国産の個体がいます。国産と外国産の見分けは、ヒレの大きさや体の色で見分けることもできますが、万が一店頭で記載がなければ（記載がないことは極めて少ないですが）、必ず店員に確認を取りましょう。一般的に、国産はヒレが大ぶりで淡めで美しい単色、もしくはグラデーションを持った個体が多く、価格は1ペア1,000円～で販売されているのが特徴です。

一方、外国産は国産と比べるとヒレがやや小ぶりで、濃い色の単色や緑や赤などのカラーが入り交ざった姿をしている場合が多く、価格は1ペアで300円～のように、国産と比べて非常に安価で販売されているのが特徴です。

飼育する際の注意点

それらの中から飼育する個体を選ぶ際に最も気を付けなければいけないのは、「国産・外国産を混泳させない」という点です。なぜなら、外国産のグッピーは日本と異なる水質の下で管理され、日本へ輸送される際に大きなストレスを受けている場合がほとんどで、国産に比べて感染症を引き起こす（もしくは既に感染している）リスクが高い傾向があるためです。このことを知らずに国産・外国産を混泳させてしまうと、元気だったはずの国産グッピーが感染症にかかってしまうリスクが非常に高まります。気に入った個体をペアで選んで購入することの多いグッピーですから、雌雄のどちらかが先に弱ってしまった・・・なんてことが起きたら悲しいですし、アクアリウムを続けていく上でもモチベーションが下がってしまいますよね。正しい管理方法でアクアリウムを楽しんでいたとしても、病気や感染症は購入時にきちんと個体を見定める以外に最適な防衛策はありません。

グッピーを選ぶ際は、国産・外国産の特徴やリスクをよく理解した上で、自分に合ったどちらかの個体を選ぶようにしてくださいね。