熱帯魚の水作りにも欠かせない？ソイルってどんなもの？

ソイルとは直訳すると土のことを言います。ただしアクアリウムに使うソイルは画像のように丸く固められています。主に底土材として用いることが多く、メリットとしては、「泥が水中に舞うのを防止する」「通気性があるので比較的簡単にバクテリアや微生物を育む土壌を作ることができる」などがあり、水槽を美しく見せるのに欠かせないものです。
また、ソイル自体に栄養を含んでいるものもあるので水草の成長にも役立ちます。熱帯魚の飼育にあたっても、生体に有害なアンモニアや亜硝酸などを吸着してくれます。

細目ブラックタイプソイル

水草を簡単に育てられる？ソイルの種類と特徴は？

水中の有害物質を吸着する効果のある「吸着系ソイル」と、ソイル自体に栄養を含み水草の育成を促す「栄養系ソイル」です。どちらも互いの性質は持っているのですが、特化した能力が違います。
吸着系ソイルは水草を育成する能力は低いものの、水中の不純物を吸着するので、熱帯魚やエビなどの生体に優しい水質を保ってくれます。また苔の発生も抑えてくれるのが魅力です。
栄養系ソイルはソイル自体に栄養を含んでいます。水草の成長を促す要素が多く、アクアリウム向けと言えるでしょう。ただし栄養価が高く、苔の発生が多くなりやすいため、手入れに少し手間がかかります。
水槽に合ったソイルを選ぶようにしましょう。

吸着系ソイル

栄養系ソイル

いかがでしたでしょうか？ただの土と思いきやとても重要な素材のソイル。水槽に合ったものをきちんと使用すれば心強い味方となってくれます。上手に使って楽しいアクアリウムライフを送ってくださいね。