水草が枯れる原因その1:水が合っていない
水草が枯れてしまう原因としてまず考えられるのが「水」です。水草が根元の方から腐っているようなら、水質が原因と考えていいでしょう。熱帯魚だけでなく、水草にも水質が合う・合わないがあるため注意をしなければいけません。水草の原産地などを良く調べ、しっかり水質を合わせる必要があります。
また、水草を枯らさぬためには水温にも注意を払わなければいけません。基本的に水草にとって適した水温は20~28℃程度とされており、これを上回ったり下回ったりしている場合は枯れてしまう可能性があります。水草を水槽に入れる際には、水質同様に最適の水温についても確認し、その温度に保ち続けることが大切です。
水草が枯れる原因その2:生長に十分な環境が足りない
水質・水温以外でも、水草が枯れる原因はあります。たとえば「光量・酸素」の不足です。水草は植物なので、光合成を行い生長していきます。光合成を行うには十分な酸素と光が必要になるため、酸素や光が水槽に不足しているなと感じたら、エアレーションを投入したり照明器具を調整したりといった対処をしていきましょう。
また、光合成は大切ですが光合成をしていれば問題ない、というわけではありません。水中や水槽の底に敷かれた土からも、水草は栄養を補給しています。もしも水草の茎が細くなる、葉が白くなる、などの症状が現れた場合は栄養不足に陥っている可能性があるため、水草用の肥料を補充するなどしていきましょう。
水草を枯らさないための工夫とは?
水草の枯れる原因と対策について紹介しましたが、他にもしておきたい工夫があります。まず注意しておきたいのが水草の購入前です。傷んだ水草を選んでしまうと枯れる確率が上昇するため、購入する際にはじっくり水草の状態を確認するようにしましょう。手入れ時にも、注意が必要です。水草のトリミングを行う際には、綺麗なハサミを使用するようにしましょう。劣化しているハサミを使うと切れ味が悪く、水草にとっても悪影響です。
水草が枯れたときは、落ち着いて原因を探ろう
水草が枯れてしまう理由はいくつもあります。水槽の水草が枯れてしまったときは、慌てるのではなく落ち着いて原因を調べる姿勢が大切です。原因が分かったら、今回紹介した対策をぜひ参考にしてみてください。