正しい冬眠のさせ方 ~メダカ編~|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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正しい冬眠のさせ方 ~メダカ編~

「比較的飼いやすい魚」と評判のメダカ。他の熱帯魚と混泳させたりしながら、自宅で飼っている人も多いのではないでしょうか?飼育が容易なメダカですが、冬眠する魚の一種としても知られています。そこで今回はメダカの冬眠時期や、用意しておくべきもの、注意点などをご紹介します。

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メダカの冬眠時期はいつ?

 

一般的にメダカの寿命は1~2年と言われていますが、最適な環境で飼育している場合4年ほど生きるメダカもいます。長寿命のメダカは冬に冬眠をしていることがほとんどです。

地域の温暖差によって異なりますが、メダカが冬眠に入る期間は11月~4月。水温が5度以下になったときに冬眠が始まります。冬眠中は仮死状態となり動かなくなりますが、よく観察するとヒレや尾びれが微妙に動いているため、冬眠中だとわかります。

 

冬眠前に準備しておくものはコレ!

 

 

水槽内にメダカが隠れるための「寄せ植え」を入れるのが望ましいため、水深があり水量が確保できる飼育容器を準備しておきましょう。メダカは敵から身を守ろうとして、葉っぱの茂みなどにすぐ隠れる習性があるため、隠れ家となる寄せ植えが必要なのです。

また、北海道や東北などの寒い地域に住んでいる方は、冬の本番に備えて飼育容器をプラスチックの板で囲ったり、発泡スチロールの容器に移動したりするなどの対策もしておいた方がよいでしょう。一般的には11月からがメダカの冬眠期と言われていますが、水温が10度以下になりそうな場合は早めに容器や寄せ植えを用意しておく必要があります。

 

冬眠中の注意点

 

 

メダカの冬眠中に注意すべきポイントは3つ、「水温」「昆虫チェック」「エサやり」です。メダカが生きていられる水温は0度。0度を下回ってしまうと、寒さに耐えきれず死んでしまいます。先ほどご紹介した方法で寒さ対策をしておきましょう。

また、水底にヤゴなどの水生昆虫が潜んでいないかどうかをチェックしておくことも必須。冬場のメダカは弱っているため、昆虫に攻撃されて死んでしまうケースもあります。冬眠中のメダカはほとんど活動をしないため、エサは少量がベスト。少量のエサをまぶしてもメダカが反応を示さないようであれば、冬眠が終わるまでエサは与えなくても問題ありません。通常量のエサをあげても食べないので、普段通りにエサやりをしてしまうと、水中に残ったエサが水質を悪化させてしまうからです。

 

無事に冬を越えさせてあげよう!

 

地域によりますが、メダカが冬眠から目を覚ます時期は、気温が暖かくなってくる3月ごろです。じっとしていたメダカが活発に動き始めたら、冬眠から目覚めたサイン。これまでエサを食べていない分、エサやりをしたらものすごい勢いで食らいつくはずです。注意点に気を付けてメダカの冬眠を成功させてくださいね。