熱帯魚にとって適切な水温はどのくらい?
熱帯魚の種類などによっても多少の違いはありますが、26~28度が熱帯魚を飼育するうえでの適温だといわれています。夏場は室内の温度も35度を超える日もあり、それによって水槽内の温度も高くなりがちですが、この適温になるように気を付けなければなりません。温度が高いままでは水草が傷んでしまったり、熱帯魚が衰弱してしまったり、最悪の場合死に至る場合もあります。
どうして水温が高いといけないの?
水温が高くなると、水中の酸素量が減ってしまい、熱帯魚が生きていくうえで必要な酸素の量を下回ってしまうために熱帯魚が弱ってしまったり死んでしまったりしてしまいます。高い水温にも強いと言われている熱帯魚でも、水温計を使って充分注意してあげるようにしましょう。
では、どうすれば水温を適切な温度に保つことができるの?
水温を低温に保ち、熱帯魚を元気な状態で守るには、以下の5つの方法があります。
1. エアレーションを強める
エアーポンプを使ってエアーレーションを行ない、酸素の量を充分に水中へと送ります。ある程度の水温に達するまでの対策としては簡単でおすすめの方法です。
2. 冷却ファンを使う
水面に風を当てることで水を蒸発させ、気化熱を利用して水温を下げる方法です。湿度や周辺の温度などにもよりますが、だいたい3度ほど水温が下がります。
3. 観賞魚用クーラーを使う
熱帯魚などの観賞魚のためのクーラーを使います。水槽のサイズに合わせて強力に水温を下げます。
4. 照明リフトを使う
水槽に取り付けて、照明器具を水槽の上部へ持ち上げることで水槽内に熱がこもらないようにします。
5. 省エネエコシートを使う
水槽に巻くだけで適切な水温を保ちます。周りの環境に左右されにくいので、夏場だけではなく冬場にも重宝します。また、冷却器具の省エネにも効果があります。
水槽用ファン
水槽用クーラー
夏の適切な水温についてお話をしましたが、いかがでしたか?ぜひ、参考にしてくださいね。