きちんとした飼育環境が必要なアロワナ
アロワナは数多くいる観賞魚の中でも一際かっこよく憧れの的となる一方、飼育には高額な費用が必要とされることでも知られています。そんなアロワナには大きく分けてシルバーアロワナやグリーンアロワナ、アジアアロワナなど異なる種類の個体がいますが、いずれも細かい水質管理や栄養バランスを考えた餌やりを行わなければいけません。
シルバーアロワナ
グリーンアロワナ
アロワナに必要な水槽サイズ
ロワナを飼育するにあたって、まず必要な水槽サイズは最低でも1.5メートル以上です。これは、成魚になったアロワナの体長が最低60cm~70cm、大きいと1メートル超えるためです。成長しきった最大体長は種類や個体によってもバラつきがありますが、飼いはじめの頃から大きなサイズの水槽でのびのびと飼育していると最終的な体長も大きくなる傾向があります。しかし、だからといって小さな水槽でずっと飼い続けていればいいのかというとそうではなく、体が窮屈な状態ではストレスによって病気にかかったり、最悪の場合餌への食い付きが悪くなりやせ細ってしまう場合などもあります。
適した飼育環境は?
飼育環境としては、水温は23度~30度の中間を保ち、水質は弱酸性より(Ph6.5~7.5)の軟水を心がけるとよいでしょう。餌は人工飼料や冷凍アカムシなどの生餌まで幅広く対応させることができますが、大切なのは動物性タンパクや脂質をバランスよく与えることなので、人工餌なら栄養情報の表記があるものを与えるのがおすすめです。ただし、これらはあくまで基本的な条件に過ぎず、最も意識しなければいけないのはいかにアロワナにストレスや負担をかけないで飼育していくかという点にあります。そのため、飼いはじめは購入前に飼育されていた環境に近づけるためにも、可能であればショップで管理されていた際の水質や餌を店員に聞いておくとよいです。