季節の変わり目に注意!アクアリウムの水温管理について|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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季節の変わり目に注意!アクアリウムの水温管理について

春になって暖かくなってくると水槽の温度も自然と上がってきます。「そろそろヒーターを外しても大丈夫かな?」と思われる方も少なくないはず。でもちょっと待ってください!暖かくなり始めた季節の変わり目だからこそ水温管理には注意しなければなりません。今回はそんな水温管理のお話です。

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油断大敵!季節の変わり目の水温管理!

 

暖かくなってくると、作動する頻度が少なくなってくるヒーターを外してしまう人も多いのですが、季節の変わり目に最も注意したいのは深夜から朝方にかけてなんです!日中は暖かくなっていても、実は深夜から朝方にかけては気温が大きく下がっていることがあります。

そのため深夜から朝方にかけては急激に水温が低下し、日が昇ると急激に水温が上昇するといったことが起こってしまう可能性があるんです。こういった短時間での水温の変化は熱帯魚にとって大きな問題となるため、季節の変わり目には特に水温管理に注意したいポイントだと言えます。

 

勘違いしがちなヒーターの役目

 

 

皆さんはヒーターの役割は何だと思いますか?おそらく多くの人は「水温を上げるため」だと思うことでしょう。もちろんそれでも間違いではないのですが、正確にはヒーターの役割は「水温を安定させるため」だと言えます。

急激な水温の低下は白点病などの病気の原因となるだけでなく、急激な水温のアップダウンが続けば最悪の場合熱帯魚が死んでしまうことにも繋がりかねません。

暖かくなってきていてもまだ気温の変化が予想されている場合、ヒーターを外すことは避けた方が良いでしょう。

 

サーモスタットの役割

 

 

ヒーターは基本的にサーモスタットという装置で制御されており、設定した温度になると作動しなくなります。このサーモスタットには大きく分けて以下の3つに分類することができます。

内蔵型の温度固定式

メリット
取り扱いが簡単
比較的安く手に入れることができるデメリット
温度が固定式なので細かい調整ができない
大型水槽向けを対象にしている製品が少ない

温度調節可能な一体型

メリット
取り扱いが簡単
大型水槽の製品ラインナップも豊富
セパレート型とは異なり、一体型のため場所をとらないデメリット
値段が比較的高め
ヒーターかサーモスタットのどちらかが故障した場合全て買い換えなければならない

温度調節が可能なセパレート型

メリット
ヒーターとサーモスタットを別々に買い換えることができる
大型水槽向けの製品ラインナップが豊富デメリット
値段が高め
それぞれメリットデメリットがあるので用途や目的に合わせて自分に合ったものを使用しましょう。

寒暖差に気をつけましょう

 

暖かくなってくるこれからの季節、深夜から朝方にかけて水温が急激に低下していても、飼い主が朝起きて水槽を覗いた頃には正常に戻っていることが多く、こういった変化には気が付きにくいです。日が出ている間が暖かくても、ヒーターを外すのは少し様子を見た方が良いかもしれません。