上から見ると…?「ハチノジフグ」の飼育方法は?混泳は可能?|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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上から見ると…?「ハチノジフグ」の飼育方法は?混泳は可能?

ぷっくりとしたボディが何とも愛らしいフグの中でも、ひと際特徴的な模様を持っているハチノジフグ。1匹飼えば水槽全体が華やかになりそうですが、気が強いため混泳させる際は注意が必要です。

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ハチノジフグってどんな熱帯魚?

 

ハチノジフグはタイやインドネシアに生息するフグ目フグ科の魚です。体長は成魚で10cmほどになり、ほかのフグと比較すると体が丈夫なので、生育に適した環境で飼育すれば3年から5年は生きられます。

ハチノジフグはエイトフグと呼ばれることもあります。その名の通り、数字の8のような模様が背中に入っているのが特徴で、灰色の背中に浮かぶ黄色の模様は非常に鮮やかです。個体によってはその模様が現れない場合もあるので、購入の際はアクアショップでお気に入りの個体を見つけるのがいいでしょう。

 

 

ハチノジフグの飼い方

 

ハチノジフグは海水と淡水が混ざり合う環境に住む汽水魚のため、飼育時は水槽の塩分濃度に気を遣う必要があります。塩分調整にはアクアショップで売られている人工海水を使い、海水の4分の1程度の塩分濃度になるよう、比重計を使って調整しましょう。飼育に適した環境は水温24~28度、pH6.5~7.5のアルカリ性の水質です。底砂にサンゴ砂を用いるとアルカリ性の水質が維持しやすくなります。

エサには人工飼料や冷凍赤虫やクリル(乾燥エビ)などを与えましょう。野生のハチノジフグは春に繁殖期を迎え沈下性粘着卵を産みますが、水槽での繁殖は難しい種です。

 

飼育の注意点

 

ハチノジフグは気が強いため、単独で飼育するのがおすすめです。同じ大きさのミドリフグとの混泳は不可能ではありませんが、ハチノジフグがミドリフグのヒレを噛むなどしていじめることがあるので、水槽にはサンゴの岩などでミドリフグの隠れ家を作ってあげるといいでしょう。

急激な温度変化や水質の悪化があると白点病を発症する場合があります。水替えやほかの水槽への移動は慎重に行いましょう。

 

塩分調整さえできれば飼育は簡単!

汽水魚の飼育は、水槽の塩分濃度を整える必要があるため淡水熱帯魚よりも難しいイメージがありますが、ハチノジフグの飼育自体は決して難しくありません。比重計を用意して1.004~1.010程度の塩分濃度を維持すれば、キュートな8の字模様を長い間楽しむことができるでしょう。ラッキーナンバーが8の方はハチノジフグを飼育して、運気を高めてみてはいかがでしょうか?