ネオケラトドゥスはどんな魚?
ネオケラトドゥス (学名:Neoceratodus forsteri)はオーストラリアサイギョ目オーストラリアハイギョ科に属する唯一の現生種と言われています。ネオケラトドゥスは属名をそのままカタカナ化した呼称であり、正式名称はオーストラリアハイギョとなっています。肺魚の中でも最も原始的な形態の肺魚とされ、ワシントン条約に記されていることや豪州の保護規約などもあり流通数が非常に少なく入手困難で希少な古代魚です。
ネオケラトドゥスの飼育方法は?
ネオケラトドゥスのサイズは自然に生息しているものでは150cm~180cm になるものもいますが、一般家庭で飼育した場合は90~100cm程で成長が止まる場合がほとんどのようです。成長が途中で止まるとは言っても大型であることには変わりないので、飼育の際は180cm水槽など相応の大きさの水槽を用意する必要があるでしょう。飼育に適した水質は、水温:約25℃前後。pH:6前後とされています。エサに関しては基本的に肉食性で自然界ではエビ、巻貝、小魚などを食べているので、そういったものや沈下性の肉食魚用の人工飼料などを与えると良いでしょう。
ネオケラトドゥスを飼育する際の注意点!混泳は?
ネオケラトドゥスは驚いた時には暴れることもあるため、ガラスの水槽よりも割れにくいアクリルなどの水槽の方が安心と言えます。またちょっとした隙間でも水槽から飛び出してしまう可能性があるので必ず蓋をしましょう。水槽に水草などを入れる場合は、砂利を掘り返してしまう可能性があるため流木に巻きつけるタイプの水草だと安心です。混泳に関しては肺魚の中では温和な性格なため不可能ではありませんが、基本的には単独飼育が好ましいとされています。
水草を入れるなら流木付きを!
とても希少なネオケラトドゥス!
ネオケラトドゥスの野生個体はワシントン条約で保護されていたり、豪州の保護規約の対象とないっていることもあり、毎年極僅かに輸出されるだけで非常に希少な魚となっています。場合によっては何年まっても入荷しないということもざらです。もちろん希少ゆえに値段も相応ですが、それだけに一度は飼ってみたい憧れの魚と言えるのではないでしょうか。購入から飼育に至るまで非常に困難ですが、機会があった際には飼育を検討してみてはいかがでしょうか。