ワイルド個体
ワイルド個体とは、その名前の通り野生で捕獲した個体のことを指します。淡水の熱帯魚の場合、南米や東南アジアから輸入されることが多いです。海水魚の場合、ほとんどがワイルド個体になるため、今回は淡水の熱帯魚を例にご説明します。
ワイルド個体のメリット、デメリット
メリット
サイズがブリード個体よりも大きくなり体高が出ることが多く、特に大型魚やエンゼル、ディスカス等の種類に
多く見られます。発色も綺麗なので小型カラシン等ではブリード個体と比べると美しくなることが多いです。
デメリット
ブリードに比べると値段が高価であり、時期などによっては全く入荷しないことがあります。また、現地での採
集や長期の輸送により弱っていたり、寄生虫や病気を持っていることがブリードよりもあります。近年では乱獲
も問題視されています。
ブリード個体
ブリード個体とは人工的に養殖された個体を指し、熱帯魚ショップでワイルド個体の表記がなければその個体はブリード個体の可能性が高いです。主に東南アジア、ヨーロッパから輸入されます。
ブリード個体のメリット、デメリット
メリット
安定、大量供給されているため値段が安価であることが1番です。人間の生活水にも慣れており、餌付けも人工
飼料を与えているため飼育時に苦労することが少ないです。アルビノ種などの珍しい品種などが入手できるのも
ブリードのメリットです。また野生種の保護にも繋がります。
デメリット
体格や発色がワイルド個体と比べると小柄で薄いことがあります。大型魚の幼魚が安価で入手できてしまい、安
易な購入を招く恐れもあります。
まとめ
いかがでしたか?ワイルドにもブリードにも素晴らしい魅力があります。ただ両方とも大切な命であることに変わりはないので最後まで飼育をしてくださいね。今度熱帯魚ショップに足を運んだ際には是非チェックしてみてくださいね!
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