ダイヤモンドテトラってどんなお魚?
↓↓↓端的にいうとコイツの仲間↓↓↓画像はモンクホーシヤ
一般的に流通する小型テトラの一種で入荷頻度もあまり低くありません。体型はHyphessobrycon属の“~ファントムテトラ”と呼ばれ体高がありヒレが大きく発達するグループに類似していますが、意外にもクッキリした目の赤と尾柄の黒・黄のコントラストで根強い人気のある古典的テトラ・モンクホーシアの仲間になります。名前に入る“ダイヤモンド”というキャッチーなワードのせいか、ネオンテトラの改良品種・ダイヤモンドネオンテトラと混同してる人が意外に多いのですが当然ながら全く別のお魚です。
ダイヤモンドテトラの仲間
ダイヤモンドテトラのオス個体
ダイヤモンドテトラのメス個体
ベネズエラ原産のハイフィン系モンクホーシア。強い色彩は目に入る赤ぐらいですが白み、または黄色みを帯びた体にラメ状に輝く鱗が散在し、体勢を変化させるたびにギラギラ輝く様はまさしくブリリアント・ラウンドカットのダイヤモンド!。大きく発達するオスのヒレも見所の一つで、地域差なのか黄色みを帯びるものと赤みを帯びるものの2タイプが見られます。メスや若い個体はヒレが短く見栄えはしませんが、色彩に関しては性別による極端な違いはあまり感じられません。
非常にわかりやすい黄色タイプ個体
ヒレは赤みを帯びるものが大半ですが、明らかに黄色いタイプが入荷することもあります。
なんか雰囲気の違う別産地個体
コロンビアあたりから入荷してきたらしい個体。色揚がりしていない状態では「フツーのやつ」だったのですが、テンションの上がった個体は妙に黄色いし体側の黒斑や尾ビレの黒、目の赤の入り方がフツーじゃないような・・・。まあダイヤモンドテトラの絶好調個体って頻繁に見る機会もないんで、気のせいかもしれないっすけどね。
オジョロジョテトラ Moenkhausia melogramma?
ペルーダイヤモンドテトラ”とも呼ばれます。
ペルー便で入荷し雰囲気からおそらくモンクホーシア属であろう、とても印象的な流通名のお魚。全体的なシルエットはダイヤモンドテトラによく似ています。色彩はダイヤモンドテトラと大きく違い、かなり白を強調したボディーにはパウダーブルーがのり、大きく黒目がちな眼の上部は非常に鮮やかな紅色に染まります。ヒレはダイヤモンドテトラほど派手に伸長しないですが、こちらも白みがとても強く、またよく発色したオス個体では尻ビレの特徴的な黒いアーチが目立ちます。
飼育について
キレッキレのフィンスプレッディングは必見!!
一般的な小型カラシン類と同じく、十分に丈夫で飼育しやすいお魚といえます。モンクホーシャ属はやや気の強い種類が多いと言われますが、本種に関しては極端に小さなお魚相手でなければ混泳も通常レベルで可能と思われます。エサに関しても通常の小型魚用フードで十分対応できます。ただ天然個体や養殖物の極小個体は、輸送ダメージからか妙に弱い面がありますので導入当初は魚病薬を使ってトリートメントするのも良いでしょう。
さて今回は名前通りにキラキラ輝く!ダイヤモンドテトラの仲間を紹介しました。機会があればぜひ飼育
してみてくださいね♪
TO wrote it