ガラス水槽はどんな水槽?
ガラス水槽はその名前の通りガラスで作られた水槽です。昔からの水槽の定番といえばこちらのガラス水槽が挙げられます。その長所はなんといってもその透明度で、長く使っていても透明度の変化が少なくその透明度を保ってくれます。また変形や傷などにも強い点もポイントといえるでしょう。
しかしガラス水槽は落としてしまった時や強い衝撃が加わった時などに割れやすく、割れた場合には小さな破片が散らばることになります。そのため小さなお子様がいるご家庭では特に気になる点ではないでしょうか。また水槽自体もアクリル水槽に比べて重くなるため合わせて注意が必要となります。
アクリル水槽はどんな水槽?
アクリル水槽はアクリル板で作られた水槽でガラス水槽に比べて割れにくいのが特徴です。万が一割れてしまった場合でも、ガラスのように細かく飛び散ることもないので小さなお子様がいるご家庭でも比較的安心して扱うことができるでしょう。重量もガラス水槽よりも比較的軽くなるため水槽を置く場所の選択肢が広がることも考えられます。またアクリル水槽の中には色のついたアクリル板を使用した物がある点もガラス水槽にはないポイントです。
しかしアクリル水槽は衝撃に強い半面、傷がつきやすく砂や砂利などでも傷がついてしまいます。また温度変化や変形が起こりやすいことや、その変形を防ぐため開口部についている「センターフランジ」が邪魔となり思うようなレイアウトができない可能性があることもデメリットといえるでしょう。
ガラスとアクリルはどっちが良い?
基本的には透明性を重視するのであればガラス水槽、割れにくさや軽さを重視するのであればアクリル水槽といったように好みで水槽を選んでも問題はありません。しかし一般的に大きさが90cm以下の水槽で小さい熱帯魚を飼うのであれば、ガラス水槽のほうが安価で済む場合がほとんどです。
ただし水槽に突進するような力の強い熱帯魚や、電気ナマズのように石や流木を弾き飛ばすことがある熱帯魚を飼う場合は、アクリル水槽の方が割れる心配は少ないでしょう。
用途によって水槽は使い分ける!
ガラス水槽の特徴とアクリル水槽の特徴には、それぞれメリットとデメリットがあります。後で後悔することのないように、しっかりと特徴を見極めたうえで自分の好みや飼う熱帯魚によって水槽を選ぶようにしましょう。