ライギョってどんな魚?
中国や朝鮮半島などのアジア大陸東部や本州、四国、九州地方に多く生息する「ライギョ」。最大身長が約100cm以上になるという特徴を持ち、いかにも強そうな見た目からルアーフィッシング界でも高い人気を誇る魚として知られています。ライギョの鋭い歯も特徴的。そのため、水槽の移し替え、水槽清掃など、ライギョに触れるときにはライギョのかみつきに注意が必要です。
そして、ライギョ最大の特徴は肺呼吸ということ。魚にも関わらず、エラ呼吸ではなく肺で呼吸することが他の魚と大きく異なります。
ライギョの飼育方法
成長したライギョは体長が100cmを超えるため、長さ1m以上ほどの水槽を用意しましょう。稚魚のときは小さめの水槽でも構いません。そして水をキレイに保つエアーポンプは必須。キレイな環境を整えておくことで病気発症を予防することができます。また、ライギョは飛び跳ねる力が強いため水槽のフタも必須です。
体長約10cm未満のライギョを飼育する場合は、慎重に飼う必要があります。この時期のライギョは健康状態が安定していないため、少しの水質変化でも病気にかかってしまうのです。10~40cmになるころには顎が発達してくるため、フタを飛ばしたりガラスに突進して割ってしまったりなど暴れん坊になります。そのため、フタはある程度クッション性のあるものを選ぶことをおすすめします。稚魚の時期のエサは乾燥赤虫を、10~40cmになる時期にはフナやコイ、メダカ、カエルなどの生き物をあげることでより成長します。
飼育上の注意点
ライギョを飼育する際は、ライギョが他の魚を傷つけてしまう恐れがあるため、他の魚との混泳はさせずに単独飼育をしましょう。また、ライギョは水質環境に敏感なため、水環境を良好に保つことが重要です。寒暖差が激しくなってしまった場合、白点病にかかってしまうこともあります。白点病にかかってしまうと最悪の場合死に至るケースも。ライギョは病気の耐性があまり強くないので、水質を悪化させないようにすることが必須です。
ライギョの飼育にチャレンジしてみよう!
初心者にはやや難しいと言われているライギョの飼育ですが、注意点を守って必須となる道具を準備すれば問題ありません。徐々にたくましくなっていくライギョを見られるのは楽しいですね。2018年は、ぜひライギョの飼育にチャレンジしてみてください。