水カビはなぜできるの?
水中生活を行い、水中の有機物に菌糸を伸ばし栄養を吸収し成長するカビです。水カビの発生原因には「エサを多く与えている」「水の汚れ」「過密飼育」「流木の汚れ」が挙げられています。エサを多く与えてしまうと熱帯魚がエサを残してしまいます。その食べ残しが水を汚してしまい、カビの発生につながってしまうため、エサは少なめに与えましょう。水カビができてしまったあとはどのように対処していけばいいのでしょうか?
水カビを撃退せよ!水カビの対処法
水カビの対処法はアクアリウム内を清潔に保つことが第一です。汚れた水は水換えを行い、水槽内、レイアウト類も一度洗いましょう。特に洗浄が必要なレイアウトアイテムは「流木」です。流木に水カビが発生している場合は、ブラシやタワシで細かく磨きましょう。磨いたあとに流木を煮沸につけます。ブラックウッドなどの流木は煮沸できないため、あらかじめ調べておく必要があります。
また、水カビにかかってしまった熱帯魚を薬浴させて水カビ菌を死滅させる方法もあります。グリーンFなど、飼っている熱帯魚にあった薬で対処しましょう。
事前にできる対策は?
水カビが発生しないように事前にできる対策は水換えです。水換えを定期的に行うことで水槽内の水環境が保たれ、水カビの発生を防いでくれます。水環境の他、水温にも注意しましょう。水カビが発生しにくいと言われている最適な温度は28~29度ですが、現在の水温が23~26度で熱帯魚に異常がない場合、無理に水温を変える必要はありません。
エサの量も多めではなく、少なめを意識して与えましょう。長期間家を空けるときもエサの量は変えずに通常量を与えます。
水カビが住みづらい環境をつくろう
整った水環境は水カビが苦手とする環境です。水温やエサの量を意識しながら熱帯魚を飼育しましょう。水カビが発生した場合は、熱帯魚を薬浴させ、流木や水槽内を隅々まで洗浄しましょう!