水質（pH）について
まずはpH(ペーハー)について。
アクアリウムにおいて重要なファクターである水質。その中でもpHという単語はアクアリウムをされている方なら一度は耳にしたことがあると思います。そもそもpHとは「飼育水中の酸化物とアルカリ物の割合」を数値で表したものです。酸化物の方が多ければPHは低く(酸性)、アルカリ物が多ければPHは高く(アルカリ性)なります。
例えば、、、
・飼育水中に酸化物が10個、アルカリ物が10個あるとすると、その飼育水のpHは 7(中性)になります。
今まではこの状態の飼育水のpHを下げる(上げる)には、飼育水に酸化物(アルカリ物)を足すことで水質を調整していました。しかし、この酸化物やアルカリ物はコケの原因となったり、魚にとってもストレスであったり、様々な弊害がありました。
リバースのココがすごい！
リバースは全く逆のことをしてpH、水質を維持します。イオン吸着力を利用して酸化物(アルカリ物)を吸着除去することによって、pHが下がる(上がる)のを防ぎます。つまり、リバースをフィルターの中に入れておくだけで、、、
・pH、水質維持！
・コケの発生を抑制！
・水換え回数の軽減！
という大きな3つの効果が得られます！
コケの発生を抑制する他の薬剤は、一部の水草が育たない・枯れるなどの弊害があったのですが、リバースはコケにとっての栄養分を吸着除去することによってコケの発生を抑えている為、水草にも安心して利用することが出来ます。
もちろん、ろ過材本来の機能であるバクテリアを定着させて生物ろ過も行えます。
リバースの種類
リバースにも種類がいくつかあります。それぞれの特徴と生体ごとに最適な種類をご案内しますので、飼っている魚の種類やお住まいの地域の水道水のpHに合わせてお好みのものをお選びください。
リバースグレイン各種 右からフレッシュ、マリン、ゴールドソフト、ソフト、ソフト6.8、pHアップ
○リバースグレイン フレッシュ
リバースシリーズの中で一番オーソドックスなタイプ。酸化物と過剰なアルカリ物(硬度成分)を総合的に吸着除去します。過剰な硬度成分を吸着除去する為、硬度がGH2前後の軟水に調整し、pHは中性である7を維持します。一般的な熱帯魚(淡水魚)や水草を飼育・栽培する際にオススメです！
○リバースグレイン マリン
名前の通り、海水魚全般の飼育に最適なリバースです。硬度(GH)を上げずに酸化物全般を吸着除去する為、pHが下がることなく高い値を維持します。また、PHが高い水質を好む一部熱帯魚(アフリカンシクリッドなど)にもご利用いただけます！
○リバースグレイン ゴールド
金魚や鯉、川魚向けのリバースです。フレッシュ、マリン同様に酸化物を総合的に吸着除去することによって水質の悪化を防ぎます。酸化物(汚れ)が多量に飼育水中にある場合は、ろ過材に含まれる少量のかきがらが溶け出してPHが落ちるのを一時的に防ぎます！その後、酸化物と同様にアルカリ物(硬度成分)も吸着除去します。
○リバースグレイン ソフト
水道水に含まれるアルカリ物(硬度成分)を吸着除去することによって、総硬度(GH)を1前後にまで落します。カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどを吸着除去する為、落としづらい硬いコケが発生しづらくなります！
○リバースグレイン ソフト6.8
ソフトと同様に総硬度(GH)を1前後まで落とし、pHを6.8前後に、KHを1前後にまで落とします。また、アンモニアを強力吸着する機能も備えています。水道水のPHが高い地域にお住まいの方や、水槽立ち上げ時にピッタリです！
○リバースグレイン pHアップ
マリン同様に酸化物を吸着除去することにとって、飼育水のpHを安全に上げます。特徴的なのがその除去スピードであり、アンモニアも強力吸着します。pHが下がってしまったときや、海水魚水槽の立ち上げ時にピッタリです！もちろん、淡水魚にもご利用いただけます。
液体の中和剤タイプもあります
リバースのイオン吸着効果を持つ中和剤(カルキ抜き)も２種類ございます。水換えのタイミングや魚を追加したタイミングで水道水や飼育水に直接入れるだけで、底床やろ過材に付着して酸化を防ぎます。リバースグレインと併用して使えば、水質をさらに安定させるだけでなく、リバースグレインのイオン吸着寿命を延ばすことが出来ます！
リバースリキッド各種 右からフレッシュ、マリン
水槽のお掃除やメンテナンスについて、アクアリウムを楽しんでいる方も一度は悩まされたことがあると思います。頻繁に水換えをしなければならない、硬いコケをこするのが大変、水草にコケがついてしまった、などなど。
そんなときこそ、このリバースシリーズを使ってみてください。驚くほどコケが発生しなくなり、魚や水草の調子が良くなりますよ！
TN wrote it
