水草の下処理
ポットや鉛に巻かれた状態で販売されている
今回ご紹介するのは、有茎タイプ(カボンバ・アンブリア・ハイグロフィラなど)の水草の植え方です。通常、アクアリウムショップではポットや板オモリで束ねた状態で売られていることが多いですが、まずは、このポットや板オモリから取り外し1本1本ばらします。綿で巻かれている場合は、綿もキレイに取り除きましょう。
水草をばらしたら、底砂に植え込む箇所の下葉を取り除きます。購入してきた水草が長い場合は、お好みの長さにカットしても大丈夫です。
水草をばらして下葉をカットした状態
水草を植えてみよう!
ピンセットで底砂にナナメに植え込む
処理した水草を、ピンセットで茎と水平になるようにはさみ込み、底砂へ少しななめに深く植え込みます(真っ直ぐ植え込むと、水草が抜けやすくなります)。水草は茎の節(葉が生えてくる箇所)から根が出てきます。よって、この節が2~3箇所、底砂に埋まるように植え込めば、より多くの根が張りやすく元気に育ってくれます。また、底砂が少ないと抜けやすくなってしまいますので、最低でも4~5cm程の厚さがあると安心です。
植える間隔は?
植える間隔は、全体に光が行き渡るように葉がかさならない程度で植えるのが良いでしょう。
リスのシッポやパールグラスなど、茎が繊細で葉が柔らかいタイプの水草は、特に抜けやすいので、数本をまとめて植えることで抜けずらくなります。また、これらのタイプの水草は下葉のカット処理が困難なので、処理を行わずそのまま植えても大丈夫です。
パールグラスを植えている画像
リスのシッポを植えている画像
今回は、有茎タイプの水草の植え方をご紹介しました。ぜひ参考にしてみてください!