■メダカの稚魚育成にはこれに気をつけよう!|熱帯魚・アクアリウム | 熱帯魚やアクアリウムを始めたい方、趣味としている方、熱帯魚、アクアリウム情報に興味のある方に向けた熱帯魚、アクアリウム総合マガジン

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■メダカの稚魚育成にはこれに気をつけよう!

メダカを複数飼育しているといつの間にか稚魚を発見することがあるかと思います。そんな時、どうしたら良いか分からない!といった疑問を持った方に、稚魚メダカを飼育していく上での注意点をいくつかご紹介していきます。

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水槽の大きさと魚の密度を考慮しよう!

 

メダカを飼育する水槽はたくさんの種類があると思いますが、魚の数が増えることを想定して大きめの水槽を準備することをオススメします。出来ることなら親水槽と稚魚水槽の2つを準備してもらうのが良いでしょう。どうしても水槽を置くスペースが確保できない!という方には、水槽に入れる魚の数を少なくしたり、稚魚用の隔離ケースを使用しましょう。

 

プラスチックケースや枠がついているものは、水槽の縁に引っ掛けたり吸盤で固定することができます。

鉢で飼育している場合は隔離ケース自体が浮くものがあるのでこちらを使用すると良いでしょう

 

温度・水質に注意しよう!

 

稚魚飼育で1番注意したいのは温度です。メダカや金魚・川魚などは一般的にヒーターを使用せずに飼育可能です。しかし、生まれて間もない稚魚は体力面・免疫力に劣ります。たとえメダカといっても稚魚ですので、温度変化によって調子を崩すこともあるのであらかじめヒーターを入れて温度を一定に保つことが望ましいでしょう。ヒーターを設置しない場合は、なるべく大きな温度変化や長期間高温にさらされるような場所に水槽を置かないようにしましょう。

 

 

水質管理を気にしよう!

 

水質管理で注意してもらいたい点はいくつかありますが、まず気をつけてもらいたいのは水換えです。大幅に水替えをすると水質が急激に変化し稚魚に大きな負担をかけてしまいます。場合によっては、ショック死してしまう可能性があるので注意が必要です。しかし、状態よく飼育していくには水換えは必須になります。

ではどうしたらよいか。方法としては、稚魚を飼育する水槽の大きさにもよりますが、2~3日に1回、全水量に対しておおよそ2割の水替えを行うことをオススメします。

ただ、水の汚れ具合はその水槽の環境で変わってきます。どのくらい水質が悪化しているのか・今の水質が分からないという方はアンモニア・亜硝酸・硝酸を測る水質チェッカー等のテストキットを使用して、水換えのタイミングを把握するのも良いでしょう。

 

水質テスターには画像のように何種類か測定できるものや、1種類だけ測定できるものがあるので、状況や測定したいものによって選んで使い分けよう

 

エサやりの方法や量に注意しよう!

 

生まれたばかりの稚魚にとってエサはとても重要になってきます。

メダカの場合、卵から孵化すると2~3日はお腹に蓄えてある栄養を消費していくためエサを与える必要はありません。しかし、この期間を過ぎると小さいながらもエサを食べ始めます。エサに関しては親メダカ用のエサでも構わないのですが、かなり細かくつぶして与える必要があります。出来れば市販されている稚魚用のエサを与えた方が細かくする手間もなく与えやすいためオススメです。

 

 

そして、何よりも重要なのがエサのあげ方と量です。エサの量は稚魚が食べている様子を見ながらまずは少量ずつ与えるようにしましょう。回数は、1日3~5回程度与えるのが良いでしょう。常にお腹いっぱい食べさせることで痩せすぎによる成長不良・死亡リスクを減らすことが出来ます。ただしここで注意してもらいたいのが、エサの与えすぎによって残りエサが出てしまうことです。残りエサが出てしまうと水質を著しく悪化させてしまうので注意が必要です!可能であれば残りエサ対策として小型のエビや小型のドジョウなど沈んだエサを食べてくれるような生き物を入れておくと良いでしょう。

 

ミナミヌマエビは小型のエビで、コケや残りエサを良く食べてくれます

 

ドジョウはエビよりも残りエサを良く食べてくれますが、大きくなる種類が多いので大きい個体は稚魚と一緒に飼育するのは避けましょう

 

以上のことを意識して飼育するだけで稚魚の生存率を上げることができるので、自分の飼育しやすい方法でぜひ繁殖にチャレンジしてみて下さい。